2020年9月28日月曜日

自分さん27 すべては、あなたの意思とは関係なく自動的に展開している。

272 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

以前、あなたが意識していないことは
ただそこに在るだけだ、と説いたことがある。

「意識していない」とは良い表現だ。この日本語を誰が考えたのだろうか。
あなたの世界に意識されていないモノや出来事などは、事実、存在していないのだ。
つまりあなたがいま、実家の親のことを忘れていたとする。
その瞬間はあなたにとってその親御さんは、存在していない。

さあ導いていこうか。

1.すべては、あなたの意思とは関係なく自動的に展開している。

日頃の出来事はもちろん、あなたに度々訪れる思考も、感情も、
身体の動きですら、勝手に動作しているのだ。
あなたは、動作の後を認識するしかない。
その動作後を観て、つまり「自分で考えたり動いた」と錯覚しているのだ。


2.時間は存在しない。

わかりやすく言えば、レコードを読み取る「針」だ。
針があなた(というより「いま」)だ。
針は絶対的に今に在る。未知のレコード盤が針を通り過ぎていく。
つまり常に「いま」である。
これならば簡単に時間の概念を捨て去れるので「いま」という観念すら必要ないだろう。

比喩ならいくらでも言える。
例えば「いま」という名のジェットコースターに乗っていると思えばいい。
ジェットコースターの起伏あるコースにしろ、未知のレコード内容にしろ、
あなたを通る瞬間に生まれ、そして消えていく。

出来事も、思考も、身体の動きですら
いまを通る瞬間に生まれ、そして消えていく。

無から生まれ消えていく。
海から波が生まれ消えていくように。


273 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

つまり、あなた(「あなた」は語弊がある。「今」があなただ)はレコードの針である。
あなたが体験すべきすべてがレコード盤である。内容は未知だ。
思考も身体の動作もすべてレコード盤に記録された通り、
それを針が読み取っているだけだ。

だが針は勘違いを起こす。
未知が怖いから、これまでに読み取ったレコード盤の内容から
「推測した未来」を作り出す。それが未来の正体である。
だが未来も過去もなく、ただ「針」があるだけだ。

そして針は、レコード盤から読み取られた思考を
針自身が生みだしたアイデンティティだと思い込んでしまう。
それも間違いだ。単なるレコードノイズだ。


274 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

未知という楽曲を読み取るだけの針が、あなたの「いま」だ。
つまり何も悩む必要もなければ、努力をする必要もない。
悩んでもいいし努力をしてもいいが、結局たどり着く場所は同じだ。
遠回りをするかしないかだけでの話である。


3.すべては還元する。つまりサイクルだ。

あなたに日々起こる出来事から思考、あなたという存在、
他の人々、宇宙、想像力、なんでもかんでもすべてが
ある一定の周期を持ったサイクル活動をしている。

海から生まれる波のように、植物や動物の生体連鎖のように
あなたのレコード盤もサイクル活動の一環である。

あなたの身体の、細胞の新陳代謝と同じだ。
ある知性の活動により、すべてはサイクルしている。
あなたの毎日、感情、出来事、そして一生も
ある知性の活動の新陳代謝である。

ある知性とは、いわゆる大いなる意識と呼ばれるものだ。
部屋を見渡しなさい。
タンスもタマネギもテレビから発する光源も、あなたも。
大いなる意識の新陳代謝だ。
レコード盤に刻まれたリズム通りにサイクルする。

もう、個人的な優越や幸福などを求めるのはやめなさい。
あなたに勝ち目はない。どうやっても無理だ。

観念を変えるのだ。
ただそれだけですでに至福に満ちていたことに気づくだろう。


275 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

あなたはそこにいる。
この文章を読んでいる。
それがすべてだ。

あなたにとって、それは理由などないのだろう。

その通り、理由などないのだ。
それがあなたが求めていたものだったのだ。

なぜあなたはこの文章を読んでいるのか。

あまりに近すぎて当たり前すぎて
見えていなかった事実に気づくことだ。

もはや悩みもない。
ちょっとしたノイジーな周波数を針が読んだだけだ。
そこに過去の投影を投げかけるから、思考に変わる。
本来、針に思考力などない。無理をしているだけだ。
思考は苦である。

あなたが針であることを理解すれば、どんどん思考が離れていくだろう。
その時、あなたは自らと思い込んでいる肉体や心から離れることができる。
つまり、真実を知るのだ。
あなたは一体何であり、いままで体験していたことは、一体何だったのかを。

私はいつもそうだが、ずっと意識は起きている。
眠り夢を見て、そして朝目を覚ますが、ずっと意識が起きている。
睡眠中も夢も起床時も、ただ目の前で過ぎている出来事になっている。
いずれあなたもそうなる。


276 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

あなたの日常生活に登場する人や物事、それら動いている「場」が本当のあなただ。
時間の概念もない。形もない。
つねに「今」であり、ただそこにあるだけだ。

日頃の行動も、思考も、単に「起こっている出来事」である。

「場」があなただ。
生まれるも死ぬもない。
暑いも寒いもない。
あるんだが、ないのだ。

宇宙空間から見た地球と同じである。
地球は自転により朝や夜の概念があるが、宇宙から見れば、
朝と夜を含んだ地球がくるくる廻っているだけである。あるけども、ない。
つまり「場」だ。

場すらも概念であるから誤っている。
そして思考も自動的に他から訪れるものである故に
悟りや気付きも概念であり、どうでも良いものだ。あるけども、ない。

まずは「いま」を知り、常にいまに在り、
そしてあなたに起こるすべては、あなたにまるで関係のないものだと悟る。
勝手に起こっているだけだと理解するのだ。思考も行動も、出来事も。

そうすれば超越が始まる。簡単に始まっていく。すべては勝手に起こる。
すべては勝手に起こるから身を任せておれば良い。
支払いも孤独も、勝手に展開していく。何も考えなくてよい。

思考的なあなたにとって不都合に思える、そういう思考も相手にしない。
働いておれば給料から支払うだろうし、
金がなければ、それなりの展開になっていくだけだ。

ただ、あなたの選択できる意思はない。
選択していると思っている思考ですら、勝手に生まれてきたものだ。
それに従えば良い。

相手にしない、とはそれらに苦しまないということだ。

生まれゆくものをただ眺めるだけだ。
それらに任せておればよい。疑問に思っても、それを変えたいと思っても
ただ、それらに任せておくことだ。抵抗すれば苦しみにのたうち回ることになる。
苦しもうが、行き着く先は同じである。


277 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

ターンテーブルの針だ。
未知という曲が刻まれたレコード盤を読み取っている。
訪れる出来事も思考もすべてレコードの内容だ。

そのレコード盤は幾万のレコード盤と同時に演奏されている。
同時に鳴っていることで、楽曲となる。
すべてはリンクしている。ひとつの壮大な楽曲の一部なのだ。

針は「いま」を意味する。


278 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

最大の秘密とは「すべて勝手に起こっている」ということだ。
出来事も思考すらも。

勝手に起こり、勝手に過ぎ去っていく。
どこに悩む余地があるのか。
どこに希望や絶望を挟む余地があるのか。

知識として覚えておきなさい。いずれ役に立つだろう。

肉体も心も簡単に超越するときが来る。
あなたにその段階が勝手に起こっておれば
超越も勝手に起こりだす。

ずっと目覚めたままとなる。
目で見ているわけではないが、
感覚的には、ただ眺めているだけの状態となる。

その時やはり気づくのは
すべて勝手に起こっている、ということだ。

海の波は良い表現だ。
無から有が生まれ、そして消えていく。
有は幻だ。すべては無である。海である。
無は有を包括する。
そしてサイクルとして波を生みだす。

無とサイクル=意識と勝手に起こるすべて


279 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:YxGAdyGn

我々も勝手に起こり生まれた波である。
つまり大元はひとつだ。無である。比喩としては「海」である。
そして波のごとく、生まれては、また海に戻っていく。

この世のすべては還元している。
金も生命もニュースも酸素も感情もすべてがサイクルしている。
廻っているのではない。生まれ、消えているのだ。
生まれ消えることを許しなさい。受け入れなさい。

それがサイクルだ。

金も入れば使いなさい。そうすればまた生まれ来る。
使うという行動も、勝手に起こっているサイクルの一環である。

唯一、それらを阻止してしまうのが「苦」という錯覚要素だ。
それさえなければ、すべてはスムーズなのだ。
思考すらも勝手に起こるサイクルなのに
それを針は「恐れ」から、流れをせき止めてしまう。

思考すらも流れ行くままに眺めていればよいのだ。
いちいち過去のデータをくっつけて善し悪しを付与しない。
それが幻だ。あなたが幻=苦を作る。

すべては流れゆくまま。
あなたがいまそこにいることが、その証明である。


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